平成16年度 全体研修会報告

1.主催府中市立小中学校PTA連合会
2.後援府中市教育委員会
3.趣旨

子供の教育のために、父母と教師が一致協力して、家庭と学校と地域及び地域環境をより良くして、PTA活動が健全で継続的な発展をとげるよう共通のテーマを持って研修を深める。
テーマ   「今 大人が学ぶべきこと」
分科会テーマ
       第1分科会 広報誌作りに役に立つ楽しいノウハウです
       第2分科会 ITで快適なコミュニケーションを!
       第3分科会 家庭教育学級を有意義に利用するには・・・
       第4分科会 副会長の悩みを見事に解決します
       第5分科会 第1回健全育成委員会  「作ろう!子どもたちの安全な環境」

4.日時平成16年5月27日(木) 午後1時〜午後4時
5.場所府中市生涯学習センター 2階講堂 (第2分科会は浅間中)
6.日程
 (1)開会式 午後1時〜1時20分  2階 講堂
       @ 開会の言葉
       A 会長挨拶   PTA連合会会長  大間 努
       B 来賓挨拶   市教育委員会 生涯学習部長 佐藤 昌美
                  市立小中学校校長会会長  小室 恆
(2)各分科会場へ移動
(3)各分科会場での研修会
* 各単位PTAの会長は、開会式にて、登壇し紹介された。

7.分科会の様子

 

(1)第1分科会(広報)

報告者 上平庶務幹事

参加人数 70名
  テーマ:広報誌作りに役立つ楽しいノウハウです。

  講 師  佐々木潤平(朝日小学生新聞編集部)
  聞き手 北川邦弘(前府中市小中学校PTA連合会会長)

第1部 (内容)
  講演 資料1 広報誌は弁当箱だ
      資料2 新聞記事は(チョココロネ)だ、と記事バラバラ事件ゲーム

以上の資料のもとに講演が進められました。奥義として、広報誌担当のみなさんが、楽しんで愛情をこめて、読者を幸せにしようと思ってつくることが、いちばん大切です。

第2部(質問コーナー)
  Q:広報誌は誰に読んでもらうために作るの?保護者?子供?
  A:場内では全員親対象でした。親子の対話の材料にしてもらえばと思います。
  Q:誤字、脱字以外に記事の内容について学校よりチェックをうけることがあるが、どうしたらよいか?
  A:各学校の教育方針とのズレによるのでは・・・記事の内容については校長・教頭先生に相談されるとよいと思います。
  Q:印刷会社・パソコンについて
  A:今までずっと依頼しているから今年もいい、ではなく必要に応じて会社を変えてみることも大切なことではないでしょうか。 パソコンについては、委員や学校の中に何人かは操作に詳しい人がいると思います。その方の協力をいただいてはどうでしょうか。

終わりに
  単なる受身だけの講演ではなく参加者のみなさんより熱心なご意見ご質問をいただき、みのりある内容になったのではないかと思います。そんな中、今後にむけて「パソコンを使った広報誌の作り方について」の研修が必要になってくるのではというご意見もいただきました。

(2)第2分科会 IT分科会

報告者 古俣小柳小会長

 浅間中パソコンルームにて、40名の参加者で行いました。パソコンの初心者を対象とした研修を行いました。文章の作成、メールのやりとり、各学校のホームページの閲覧の仕方など、約2時間という短い時間の中で、有意義に研修が行われたと思います。
 ただ、学校のパソコンを使用したため、実際のメールの送信などができず、残念でしたが、参加された方々には、ある程度満足していただけたのではないでしょうか。
 来年も行われる研修会のIT分科会は、初心者を対象とした研修会であれば、良いのではないでしょうか

(3)第3分科会 家庭教育学級

報告者 中田庶務幹事

家庭教育学級の開催要項、実施仕様について確認
参加人数 70名
実施回数 単位PTA毎に最低1回
時間 2時間以内
実施期間 6月〜翌年2月末
予算 1回の謝礼の最高額は26000円(13000円×2時間)とする。
      (複数校の合同で開催する場合も同じ)
運営費
・謝礼に関しては、開催日より前に請求に基づき支払われる。
・事務経費(消耗品費、通信費)に関しては、一括して6000円が支払われる。 (残金がある場合は、報告書提出の際に返金する)
・運営費(謝礼、事務経費)の支払いは、P連指定日に支払われる。
但し、7月28日以前に開催する場合は、生涯学習課に1週間前までに電話連絡の上、生涯学習課窓口にて受け取る。
・年間実施計画書の提出の際、2回目以降の内容が未定でも開催が明らかな場合は、その旨を明記する。
・16年度の実施計画がすべて終了した時点で、すみやかに「報告書」を提出する。
・複数校の合同で開催する場合、担当校が計画書、請求書、報告書に詳細を記入する。謝礼は担当校が代表して受け取る。担当校以外のPTAは、計画書、報告書に簡潔に記入する。

(4) 第4分科会  副会長会

報告者 吉野会計幹事

@ 小学校の部
テーマ 「副会長の悩みを見事に解決します?」

今回も実力揃いの各単P副会長さんにお集まり頂きPTAでの実務的な意見交換やさまざまな問題点などお話していただきました。

1 役員紹介.  四谷小.高野会長 
2 進行上の説明
3 担当教頭先生.南白小.篠田教頭先生 挨拶
4 担当会長. 八小. 吉野会長 PTAに携わっての体験談 
5 各副会長.  グループ討議開始
6 全体発表

討議内容
副会長は、どこの学校でも大変である。人数は2名おいているところが多い。1名の所があるが書記が4名おり担当を決めて活動している。副会長が4名の所もある。学年、広報、校外、養護と分担している所もある。総会も終わったので、少し楽になってきた。

役員や委員がなかなか選出する事が難しい。
受けて側の考えがPTAは面倒だと思いなかなかうまく進めない。高学年に行く程、難しくなっている。履歴カードやPTAカードを作成し、まだ役員や委員を経験していない方へ声を掛ける。(基本的にカードを作成するが本人の良心に任せ、まだやっていないという証拠にしている訳ではない。)本部が声掛けしている。クラスから必ず1名選出してもらい、互選をする。

役員間の連絡は?
連絡はメールでのやりとりで済ませる。

出席者の感想
とても有意義な会でした。副会長会は楽しいよと前任から聞いてきた。昨年度みたいに、何度か開催してほしい。食事会が楽しかったので、今年も企画してほしい。縁あって副会長を務める事になったので楽しくやっていきたい

以上いろいろな話し合いが行なわれました。なお今年度の副会長会幹事は、南町小の桜井さんです。皆様の協力で楽しい会にして頂きたいとおもいます。

A 中学校の部

報告者 種市二中教頭

昨年度に引き続き、各校の副会長が抱く疑問を出し合い有意義な意見交換ができました。主な疑問は次のとおりです。
   1 各校の役員決め、委員決めはどのようにしているのか。
   2 常任委員会・合同委員会等名称の確認と先生方の関わり状況について。
   3 青少対へのPTAのかかわり方
各校からそれぞれ状況報告とご意見をいただきながら、休憩を挟んで4時過ぎまで研修しました。今後は、各学期1回副会長会を開き、今回話し合われた内容が各単Pでその後どうなったか報告し合う予定です。

(5) 第5分科会 健全育成委員会

報告者 本間三中会長

会場  :生涯学習センター 2階講堂
参加人数:97名
テーマ :「作ろう!子どもたちの安全な環境!」
内容
『第一部』 講演会

講演者:子どもの危険回避研究所 所長 横矢真理氏

子どもを取り巻く環境にたくさん潜んでいる危険から子どもたちを守るための危険回避策を、参加者も一緒に考える講演会でした。
 参加者が持ち寄ってくれた、自分の地域の危険個所や当日配布された資料に基づいて、どういう危険があるかを見極めて、その危険を認識する事。大切なことは、子どもと一緒に行動し、一緒に考えること。
 安全マップなども活用して、子どもと一緒に歩きながらシミュレーションすることが大切です。

『第二部』 パネルディスカッション
パネラー:
子どもの危険回避研究所 所長 横矢真理 様
府中市生活安全推進会議 会長 朝倉利明 様
府中警察署 スクールサポーター 加藤幸夫 様
府中警察署 生活安全課 係長 武居信喜 様
府中二中PTA副会長 尾形紀子 様

子どもたちを危険から守る」という観点で、現在府中市内で行われているさまざまな取り組みや、期待される効果、今後の展望などについて意見を出してもらいました。主な内容は以下の通りです。
・ 自転車での防犯パトロールや緊急避難の家などは不審者の防止・ 抑止には効果があるということです。防犯パトロールに関しては、チームを組んでパトロールももちろんですが、通学路等に立ってみているだけでも効果があるそうです。
・ 不審者が嫌うことは「音・光・人目・時間の掛かること」ということで、地域に住む人が一丸となって防犯意識を高めていくことが大切です。
・ 府中市では生活安全推進会議という府中市内のさまざまな団体の代表や個人の方たちが集まった会議体が組織され、住民が中心となった防犯活動を勧める活動をしているところです。
・ 府中警察署では「防犯メール」のネット配信を開始するということで、不審者や犯罪情報なども受信できるシステムだそうです。PTAでも情報を有効に活用できそうです。